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お稽古初日
年明けからいくつか見学した中で通うことに決まった茶道教室の、今日はお稽古初日。
小ざさの最中30個入りをご挨拶代わりに持って行く。

盆略点前のあと、薄茶平点前を2回。

大きな茶道教室で、お部屋がABCと3つに分かれている。Aが茶道教室主催者の大先生が見るお部屋でおそらく上級者の部屋。Bは代稽古の先生が見るお部屋で中級者と思われる先輩方が学んでいる。Cは初心者の部屋らしい。代稽古の先生が二人。私はもちろんCの部屋からスタートだ。

3つの部屋は隣接していてふすまが開け放たれているのでAからBとCはだいたい見える。CからはBは見えないがAは首を伸ばせば見える位置だ。大先生の声も聞こえる。なかなか厳しい!

今日私の稽古をつけてくださった代稽古の先生は、佐藤先生。私のお点前をみて、かなり長くやっていたの?とか、かなり厳しい先生についていたでしょ?とか言われるので、ちょっと困った。

大先生はAルームにこもりきりなのではなく、ときどきBやCの方にもちゃんと目を光らせていらっしゃる。私は自分が見られているなんてちっとも気付かなかったけれど、お薄平手前を終えたところで、茶道口付近に大先生が立っていらして、私の肩をぽんぽんと叩くと、「あなたっ、しっかりしてるわ!おけいこ、がんばってなさい!ほら、そこに座って。お道具置いて。もう一回おけいこなさい!」と激励(?)してくださった。怖かったけど、ちょっと嬉しかった。と同時に、外に出てもはずかしくないくらい、基本をたたき込んでくださった二人の茶道の先生に、ありがとうございました、と心の中で手を合わせたのだった。

カリスマ性のある大先生を中心として、ちょっと体育会系?と思われるほど厳しく張りつめた雰囲気のお教室だが、この厳しさを私は求めていたのかなとも思った。
今の私の生活は堕落しきっている。緊張感が無い。向上心もすっかり失われてしまった。
だから、厳しい人について修行したかったのだ。なにか道を求めたかったのだ。我ながら他力本願だけれど、このお教室に通い続けることができれば、少しは自分が変われるのではないかと淡い期待を抱いている。
精進するのみだ。
by minaho_s | 2010-04-03 23:47 | おけいこ日記
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