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5月3週のお稽古
いつも通りお掃除から。

このお稽古場には大先生の下に、ツートップのかたちでN先生とn先生がおられ、その下に代稽古の先生方がk先生、T先生、S先生、K先生の4名いらっしゃる体制のようだ。Aルームが大先生、A’がn先生、BルームがN先生、Cルームと2階が代稽古の先生たちの担当だ。

今日は、朝一番で大先生の指示の下、A’のお稽古の見学。若いお弟子さんの台天目。私は小習いまでしかやってないことになっているので、貴人点のお客様のつもりでお稽古。
実際は四ヶ伝のお稽古もやっていたことを徐々に思い出したけれど、恥ずかしくてとても言い出せない。

さて、n先生がおられるとはいえ、奥に大先生がすわられているので先週同様、お客様なのに緊張。首筋のあたりがかたーくなっているのがわかる。ロボットみたいなお客だったに違いない。

台天目のお点前は、なつかしく拝見させていただいた。天目茶碗を手に持って茶筅通しするところなど。

その後Aルームの朝礼にも同席させていただいた。居並ぶ先輩方のお一人が利休道歌のうちの一首をそらんじる。
「上手には好きと器用と功積むとこの三つそろう人ぞ能くしる」
どの歌を取り上げるか決まってはいないのだと思うけれど、先生の解説、お話が心にしみた。続いて「言葉」の唱和。私はまだ覚えていないので手を合わせているだけだったけれど。

朝礼が終わると、n先生に、じゃあなたはあちらに下がって!と言われたので即Cルームに移動。(いやー、マジでここは大奥かと思ってしまったよ。)

今日は初めてお目にかかるT先生にお稽古をつけていただく。茶入荘。

小習いの最初は貴人点だとばかり思っていたら、茶入荘など荘りもののお稽古が先となっている。

その後、そのままCルームで見学をしようとおもっていたところ、大先生からN先生に声がかかり、これから勉強する人(←私のこと)にはちゃんとした場所で見せないとダメ!ということで、Bルームで茶入荘のお点前見学。

Cルームは二つほど風炉を置いて、茶室があるつもりでお稽古する場所。Bルームは6畳の茶室仕様で、亭主一人にお客様という正しい(?)体制でお稽古をする場所。きっとCルームよりBルームの方がちゃんとした場所なんだろうな。

その後、Cルームに戻って茶箱卯の花点の見学、茶杓飾り薄茶のお客様役。
小習いは貴人点以外はお濃茶ばかりだと記憶していたが、茶杓飾りなどの飾り物にも薄茶点前があるのね。。。。


今日の備忘録

茶碗の中に物が入っているときの扱いは両手。

お茶入を清める直前、四方さばきの前に懐から古帛紗を取り出し、水差しの前、左側に置き、開く。四方さばき〜茶入を拭いたら、広げておいた古帛紗の上に茶入れを置く。茶入荘は茶入に由緒がある場合に行う点前なので、お座布団をしくというわけだ。

茶筅通しをするとき、茶筅を茶碗に入れて一度打ちしたところで、茶碗を両手でもって膝前に引き、いつもの茶筅通しを行う。

拝見に出すときも茶入は古帛紗にのせたまま出す。両の親指を茶入の肩にそえて。

お茶入れのご由緒は?
なにか御銘でも?
などの問答がある。由緒ある茶入なら銘もあるものなのね。

拝見から道具が戻ってきたときは、まず、仕服、茶杓をとりこみ(左手でいつものように持つ)、茶入を右手で縁内膝前に置く。その後、畳の上で古帛紗を二つにたたんで取り上げるとそのまま懐中する。改めて茶入れを右手で横から持って下がる。



5月のおけいこはこれで終わり。今月末のお茶会が終われば6月のお稽古に入るが、6月からは全員「洋服で」お稽古だそうだ。せっかく着物に慣れてきたところなのでちょっと残念。ま、あついし雨が多いし、大変だものね。

今日の着物は、創世舎という京都の着物屋さんのポリエステル単衣着物。サイズが大きいのでちょっとぶかぶかしている(特におはしょりが悲惨なことになってた!)。帯は母の遺品から、何でも合う万能帯!
5月3週のお稽古_b0189153_2321435.jpg


この着物は7月になったらお直しに出す予定。次に着るのは9月。それまでにはきっと直っているだろう。
by minaho_s | 2010-05-15 23:31 | おけいこ日記
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