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7月3週のお稽古
今日は貴人清次のお稽古と花月。

先週貴人点てのお稽古したので、密かに貴人清次のお薄の予習をしておいたのに、貴人清次の「お濃茶」を、と言われる。え?お薄じゃなくてお濃茶ですか?と聞くと、k先生曰く、「ここはなんでもお濃茶が先なのよ。お薄やらないこともあるくらい。」
ああ、お濃茶の予習もしておけば良かった。わからないところはk先生に教わりながらなんとかお稽古を終える。やってみれば薄茶の予習も役に立たないわけではなかった。
午後もk先生の元で、貴人清次濃茶点前。2回目だったのでほぼスムースにできるようになった。

花月の稽古を2階で行うようになって、一人点前のお稽古も2階。つまり、私のお稽古指導はすっかりk先生になってしまった。今日は月に一度来られるK先生の日だったのにK先生に見ていただくチャンスが無かったのだ。K先生に帰りの御挨拶をすると、今日は一度も見てあげられなかったわ、と残念そうにおっしゃる。私も全く同じ気持ちでとても残念だったので、花月が終わったらまた是非よろしくお願いします!とお願いしておいた。

備忘録

貴人清次は貴人とお供の人にそれぞれお茶を差し上げる点前。薄茶の場合は建水と次茶碗を一緒に持ち出すが、お濃茶の場合は貴人に一服点てたあと、お供の方にも差し上げますと挨拶して、いったん建水を引き(お茶室をいったん退出して)空にした建水とともに次茶碗を持ち出す。

次茶碗の茶巾は千鳥にたたむ。

貴人台は、木目の粗い方が正面になる。

次茶碗の千鳥茶巾は貴人用の茶巾の向こう側、背中合わせに置く。

次茶碗の茶筅通しは、貴人茶碗よりすべて一手間少なくなる。お茶を点てる前の茶筅通しは、一度上げの二度打ち、しまうときの茶筅通しは上げない。一度打ちだけ。

茶筅通しを終えて千鳥茶巾を取るときは逆手で取る。(向こう側にあるから逆手でとるしかないのか)

貴人にお茶を出すときは客付きに回って出すが、お次に出すときは居前のまま。

貴人から、茶銘等を問われるのは、次茶碗のお茶を点てて出して服加減を尋ね、水を一杓入れたあと。居前のままお答えする。

貴人茶碗で本仕舞だが、次茶碗の仕舞いが残っているので、建水は引かない。

戻ってきた次茶碗を取り込んでお仕舞いの挨拶後、茶筅通し(一度打ち)し、千鳥茶巾を入れ茶筅を入れたら、右、左と二手で建水の上座に仮置き、その手で建水を下げ(いつもより大目に下げる)、柄杓の合が間に入るくらいの空間を空けて、次茶碗も下げる。(下げないと貴人茶碗が置けないから)

拝見の声がかかったら、柄杓を建水の上にたたみ、今度は貴人茶碗を勝手付きに割り付ける。

貴人点てのときは、拝見に出すとき、茶杓は仕覆の上に置いたけれど、貴人清次では、通常通りの出し方で出す。(なんでだろう。。。お供が全部貴人に取り次いでくれるからかな。。。)

花月の本番のときは、折据棚を使うそうだ。

手持ちの古い茶道辞典を調べてみると、こうある。

折据棚
棚ものの一種。裏千家淡々斎好み。赤すぎ材、竹三本柱でできている。天板を正方形に、中棚は資格を斜めにやや小形に組み、地板は又正方形になっているところが、七事式の花月に用いる折据に似ているところからの名称である。中棚の面に松を張って花月の蒔絵がしてある。天板は羽箒・香合・または柄杓・蓋置、中棚は棗、地板には水指を置く。炉・風炉ともに用いる。
(東京堂出版、茶道辞典より)

ネットに落ちている画像を拾ってみるとこんなん。

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☆亭主は茶碗を片付けるとき茶碗は右手で取って左掌に載せる?左手で取って右手で持ち直し左掌に載せる?ああまたわからなくなった!

亭主は最後に水次を持ち出して水指にお水を足すのだが、折据棚の場合、水指を地板の手前ぎりぎりまで出し、蓋は右手で取った後、両側を両手で持って水指手前に立てかける。

亭主は最後に折据を懐中するが、懐紙の間に入れる、とのこと。これは私の持っている花月の参考書とは違うなぁ。
by minaho_s | 2010-07-17 19:51
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